前回のコラムでは、私たちがなぜ耕作放棄地の再生に取り組んでいるのか、その想いについてご紹介しました。
使われなくなった農地をもう一度活用し、地域の大切な風景を次の世代へ残していく。
そのために私たちは、実際に畑を整え、農業に取り組んでいます。
畑は、作物を植える前から始まっている
農業というと、種や苗を植え、作物を育てることを思い浮かべるかもしれません。
しかし、私たちが取り組んでいる農地では、作物を植える前にもさまざまな作業があります。
草を刈り、伸びた木や植物を取り除き、土を耕す。
必要に応じて土の状態を整え、作物を育てられる環境をつくっていきます。
一度使われなくなった農地を、再び畑として活用する。
そのためには、目に見える作物がないところから、一つひとつ準備を進めていく必要があります。
時間も手間もかかりますが、少しずつ畑の姿が整っていく様子を見ると、ここでまた農業が始まるという実感が湧いてきます。
作物を育てるための準備
畑を整えた後も、作物の成長に合わせてさまざまな準備や管理が必要になります。
先日も、これからの栽培に向けてビニールを張る作業を行いました。
天候や季節に合わせて畑の環境を整え、作物が育ちやすい状態をつくっていく。
こうした一つひとつの作業が、農業の大切な仕事です。
普段何気なく見ている畑も、実際にはたくさんの人の手と時間によって成り立っています。
「作る」だけではなく、「続ける」農業へ
私たちが目指しているのは、農地を再生して作物を一度育てることだけではありません。
農地を活用する。
作物を育てる。
収穫したものを販売する。
そして、そこで生まれた仕事を次の農業へつなげていく。
こうした循環をつくることで、農業を継続できる仕事にしていきたいと考えています。
農地を守るためには、そこに人が関わり続けることが必要です。
そして、人が関わり続けるためには、農業そのものが仕事として続いていかなければなりません。
だからこそ私たちは、地域の農地を活用しながら、収益を生み出し、長く続けられる農業の形を模索しています。
一つひとつの畑から、地域の未来へ
まだまだ始まったばかりの私たちの農業。
これからどんな野菜を育てるのか、どんな農地を活用していくのか、私たち自身も試行錯誤しながら進んでいきます。
畑を耕し、環境を整え、作物を育て、地域の方々やお客様に届ける。
その一つひとつの仕事を積み重ねることが、農地を守ることにつながり、地域で働く人や、地域と関わる人を増やすことにもつながっていくと考えています。
ワークスなかつのテーマでもある
「地域の未来をつくる、しごと」。
その言葉を、日々の畑での仕事から少しずつ形にしていきたいと思っています。
これからも、ワークスなかつの畑の変化や、農業への取り組みを発信していきます。

